自動車保険を割安にできる契約条件のポイント

自動車保険（任意保険）に加入する際は、契約対象となる自動車の情報とともに契約者や運転者の情報なども提示して契約条件、補償内容を決めることになります。
保険料の金額は、補償内容により異なりますが、契約条件の内容によっても大きく異なってきます。
保険料に大きく影響を与える契約条件設定のポイント、保険料をなるべく割安にするポイントをまとめました。

• 先ずは自動車の情報、契約者・運転者の情報をまとめておきましょう
• 自動車の使用目的
• 自動車の年間走行距離
• 運転者限定
• 運転者の年齢条件
• まとめ

先ずは自動車の情報、契約者・運転者の情報をまとめておきましょう

自動車保険に加入する際には、契約者本人と契約対象となる自動車の情報が必要となります。
通常の見積もりや一括見積もりサイトなどを利用する際にも必要ですので、事前にメモなどにまとめるなどして準備しておきましょう。

自動車保険の契約、見積もり時に必要な契約者、自動車の情報

自動車の情報	初度登録年月 メーカー名 車名 形式
自動車保険の加入状況	現在の自動車保険契約の有無
自動車の使用状況	主な使用地（都道府県など） 主な使用目的（日常、レジャー、通勤、通学など） 予想される年間走行距離
自動車の契約情報	納車予定日 希望の自動車保険契約開始日
運転者の情報	主な運転者 氏名、生年月日、性別、婚姻状況など 免許証の色 保険契約者との続柄 過去1年以内に免許停止、取り消し処分の有無 運転する家族
契約者の情報	氏名、生年月日、性別、婚姻状況、住所、連絡先など
運転条件	運転予定者の中でもっとも若い人の年齢

この中で多くの項目は、ほぼ単純にそのまま記載するしかありませんが、自動車保険では、自動車の使用目的や距離、運転者を限定することにより保険料が安くなります。どの程度の距離利用しているのか、家族だけが運転するのかどうかなど精査するようにしましょう。

一括見積もりサイトでの入力項目と見積もりの流れ

自動車の使用目的

自動車の使用目的により保険料が変動します。保険会社に異なりますが、一般的には以下の3つに分類されます。

自動車の使用目的	保険料
「業務」で使用	高くなる
「通勤・通学」で使用
「日常・レジャー」で使用	安くなる

自動車の利用時間、距離が長いと思われる1．の「業務」で使用するが最も保険料が高く設定されており、3．の「日常・レジャー」で使用するが最も保険料が低くなるように設定されています。

自動車の年間走行距離

自動車の年間走行距離により保険料が変動します。走行距離が長いほど保険料は高くなり、短いほど割安になります。走行距離の設定の仕方は、「5,000km以下」「7,000km以下」「9,000km以下」「11,000km以下」と小さい距離区分で設定している保険会社もあれば「5,000km以下」「10,000km以下」「10,000km以上」と大きな区分で設定している保険会社もあります。

「保険料は走る分だけ！走行距離により安くなる！」- 各社比較

運転者限定

運転する人、ドライバーを本人のみだとか本人と配偶者のみなどと運転者を限定することを運転者限定といい、運転する人の範囲が狭いほど保険料は割安になります。
限定された人以外の人が事故を起こした場合は、当然ながら保険の補償対象にはならないことに注意しなければなりません。

運転者限定	保険料
限定なし	高くなる
家族限定
配偶者限定
本人限定	安くなる

「運転者限定、夫婦だけなら割安！」- 各社比較

運転者の年齢条件

運転者の年齢条件により保険料が割安になります。年齢と保険料の設定は保険会社によりさまざまです。一般的には、年齢が若いほど保険料は高くなるようになっていますが、中には、40，50歳を最も割安に設定するなど独自性を発揮している保険会社もあります。

一般的な年齢条件	保険料
全年齢補償	高くなる
21歳以上補償
26歳以上補償
30歳以上補償
35歳以上補償	安くなる

年齢条件

まとめ

自動車保険の契約をする際は、等級などのように自分では調整できないものもあれば、運転する目的や距離などを絞るなどして調整できるものもあります。
利用範囲や年齢条件を無理してぎりぎりまでに絞ってしまうと使い勝手が悪くなってしまったり、うっかりして補償範囲外となって保険金が下りないとなると逆に高額な負担を強いられることになってしまいます。注意して少しゆとりを持って可能な範囲で条件設定を行い保険料を節約するようにしましょう。

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