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事故によっては自動車保険を使わない方が良い?

いざという時に助かる自動車保険ですが、毎年支払う保険料のことから考えると事故が起こった際に必ずしも自動車保険を利用すればよいかというとそういうわけではありません。その理由や考え方、対処方法など以下にまとめました。

事故と保険と等級の関係

事故を起こして自動車保険(任意保険)を利用した場合、「等級(ノンフリート等級別料率制度)」が下がります。等級が下がると「事故有係数」がついて同じ条件、契約内容であっても事故を起こしてない場合よりも保険料が上がってしまいます。「事故有係数」が適用される期間は事故内容により1年間もしくは3年間です。
その期間は、事故がなかった場合よりも割高の保険料を支払わなければなりません。 ちなみに「事故有係数」の適用期間中に保険会社を変えたとしてもそのまま引き継がれます。

等級
等級とは? – 各等級の割引率

事故を起こした場合の保険料と事故のない場合の保険料

「事故有係数」が適用された場合の保険料がどのようになるか見てみます。
事故を起こす前に15等級だった人が事故を起こして自動車保険を利用した場合(1等級ダウンを想定)と事故を起こさなかった場合を比較します。

  等級 保険料割引率
事故時 15等級(無事故係数) -51%
翌年 無事故の場合 16等級(無事故係数) -52%
事故を起こした場合 14等級(事故有係数) -31%

事故有係数は事故を起こした翌年の保険契約(保険料)から適用されます。

このように保険料金の割引率が-52%と-31%と大きな差になります。
まずは、事故を起こさないことが最も重要なことです。しかし、もし事故が起こしてしまったとしても事故の内容によっては自動車保険(任意保険)を利用すべきか検討したほうが良いでしょう。

等級が上がる、下がる
等級 –「事故有係数」の適用期間

自損事故の時は自動車保険を利用しない?

保険料を考えると自動車保険(任意保険)を利用するか検討したほうが良いことを上記で述べましたが、ではどのような事故の時に利用するかしないかの検討をしたほうが良いでしょうか。
大まかには以下の考え方でよいと思います。

  1. 人身事故の場合は、自動車保険(任意)を利用するようする。
  2. 物損事故の場合は、なるべく自動車保険(任意)を利用したほうがよいが、自腹で支払える程度の額で、自分で示談する自信があるのであれば自動車保険を利用しない方法を検討する余地あり。
  3. 自損事故の場合は、損害の内容によるが自動車保険を利用しない方法を検討する余地あり。

1.については、まずは、自賠責保険(等級の適用はありません)での補償になると思いますが、それ以上の補償額が必要になった場合は、自動車保険(任意保険)での支払いになります。どれくらいの補償が必要になるか予想できません。自動車保険を利用するようにしましょう。

2.についてもなるべく自動車保険(任意保険)を利用したほうが良いでしょう。少額であっても保険会社を利用しないということは示談を自分でしなければならないということであり危険を伴います。

3.の場合は、損害の内容、自腹で済ますことができる金額の範囲であれば自動車保険を利用しないことを検討してもよいでしょう
その場合でもできれば、契約している自動車保険会社に連絡して事故の内容を話し自動車保険を利用した場合と利用しない場合どちらが得になるか確認しましょう。問い合わせれば保険会社で保険料を計算して教えてくれます。

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